世の中には〈色気のある男〉と〈色気のない男〉の2種類がいる。とある出会いの場所で、雑誌から抜け出たような20代の女が、会ったばかりの45歳の〈色気男〉にしなだれかかる。見た目でもなく、話術でもなく、金でもなく、〈雰囲気〉にやられるのだという。そういう色気のある男は、自分で考えて紡ぎだした自分の言葉で話す。だから相手の心に届く。だが、女の話は全部聞いてはいけない。「あの人、話をちゃんと聞いているのかしら?」と思わせる不誠実さが女を魅了するのだ。そして、ときにほんの少しの弱音をドラマチックに吐くべし!
この本が君にモテ期をもたらすかもしれない。(あさ出版 1300円+税)