「ど根性ガエル」吉沢やすみさん 今は「遊び人とみられて…」
70年代に漫画とテレビアニメで大人気だった「ど根性ガエル」。主役は中学生のシャツに張り付いた“平面ガエル”のピョン吉という実に斬新な設定だった。描いたのは漫画家の吉沢やすみさん(65)。
それ以降はほとんど作品を目にしない。今どうしているのか。
「今はほとんど漫画は描いてなくて、ど根性ガエルのキャラクター版権で食べてる感じですね。小学1年生の男の子の孫の世話をし、漫画家になって覚えた趣味の麻雀を週3、4日、地元石神井の雀荘で昼の12時から夜6時くらいまでやる。世間には“遊び人”とみられてるようです、ハハハ」
新宿御苑に近い漫画の版権を管理する事務所で会った吉沢さん、こういって苦笑した。
「ど根性ガエルの舞台になった石神井には、高校(山梨県立日川高校)卒業後、漫画家になるために上京して以来、ずっと住んでます。子供が2人いるんですが、孫がいる長男(39)夫婦と同居し、長女(40)夫婦も歩いて10分くらいのところに住んでる。ウチは女房が看護師の資格を持ってて、長男はレントゲン技師、その嫁は臨床検査技師。また、長女夫婦は2人とも漫画家で、見事にボクと女房の系統に分かれてるんです」