ドラマ“全滅”も…フジは「お台場夢大陸」で160億円荒稼ぎ
視聴率では日テレに太刀打ちできないが、夏イベントはパイオニアの意地を見せている。
しかも、今年は「朝から晩までナツマツリ」のキャッチコピーを掲げ、夜9時半まで通常開催。昨年より3時間半も時間を延長し、力を入れまくっている。ちなみに入場料も昨年の一般1500円から、500円増の2000円という大幅値上げに踏み切った。仮に来場者が割高な飲食や物販にカネを落とさずとも、「お台場に足を運んでもらうだけでウン十億円が稼げるのだから、正直オイシイ」(フジ関係者)というのもナットクだ。
とある平日に、物見遊山で訪れた本紙記者も人の多さに驚いた。
たとえば、社屋24階フロアに設置されたドラマ「恋仲」のブースは、福士蒼汰(22)が演じる主人公と“花火デート”の疑似体験ができるという触れ込みで客寄せしているのだが、ナント、待ち時間50分とTDLのアトラクション並みの盛況ぶり。
人気ナンバーワンの「居酒屋えぐざいる」に至っては、着席までに90分待ちだった。おまけに関連グッズも「品切れ続出」(販売スタッフ)で、1枚2600円という強気な価格設定のスポーツタオルが売れ筋だという。
この勢いが放送に結びつかないのがツライところだ。