ドラマ“全滅”も…フジは「お台場夢大陸」で160億円荒稼ぎ
ゴールデン帯なのに視聴率2~3%台を連発している「HEAT」しかり、月9「恋仲」の打ち切り説しかり……フジテレビの夏ドラマはまるでいいところがない。堤真一(51)の連ドラ初主演で話題になった「リスクの神様」(水曜22時)だって、わざわざ人気シリーズ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)の“裏”に当てるもんだから、視聴率4~5%台のチョー低空飛行を余儀なくされるありさまだ。
そんな本業の鈍さをカバーしているのが、夏恒例のイベント「お台場夢大陸」(~31日)である。フジが毎年、総力を挙げて取り組み、局の広大な敷地を目いっぱい活用した上に、東京都などが所有する土地を拝借。そして、45日間限定の巨大な“アミューズメントパーク”をこしらえてしまうアッパレな屋外イベントだ。
フジが手がける夏のイベントは、場所や名称を変えながら25年以上も前から開催されてきた。低迷が続く放送関連の広告収入に代わる鉱脈として同局の懐を支えてきたが、近年では他の民放キー局もフジの手法をパクって夏のイベントを開催。しかし、フジのイベント事業収入が168億2600万円(14年度=以下同)なのに対し、日テレは48億1900万円。