リオ選考大会V ブレーク必至の猫ひろしをTV局が争奪戦
その後、芸人としても鳴かず飛ばず……。特番に出たり、映画やネットなどにたまに出演するくらいで“あの人はいま”状態。あれから4年……。今度こそ猫が、いまカンボジア人としてマラソンの代表選手に選ばれようとしている。
「今回は前回と状況が百八十度違います。まずカンボジアに生活の基盤の大半を置いている。貧困に苦しむカンボジアの選手や子供たちに運動靴やカバン、服などを送って地元の人々からも認められつつある。言葉も日常会話程度ならできるようになり、カンボジアのテレビ局からオファーされることがあるし、前回のような違和感はないですね」(陸連関係者)
これまでは色物芸人的な扱いだったが、五輪代表となれば、ブレーク必至で、日本でもテレビ局が囲い込みに躍起になっている。とくに熱心なのが日本テレビ。
「早くも来年の『24時間テレビ』でのオファーを検討中で、『イッテQ!』の新レギュラーの話も浮上しています」(放送作家)
テレビ東京では猫をガイド役に、ジョギングによる“街歩き番組”の企画があり、フジテレビは「めちゃイケ」、TBSは「モニタリング」、NHKは「ファミリーヒストリー」などが手をあげそうだという。
また、興味津々なのがスポーツ関連メーカーで「日本は空前のマラソンブームです。ミズノやアディダス、アシックスといったメーカーや関連する食品メーカーもCM起用を検討している」(大手広告代理店幹部)とモテモテ。正式発表はまだだが、猫に猛烈な追い風が吹いている。