マラソン
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女子マラソンで2時間10分切り…日本は記録を追うより五輪一本に的を絞るしかない
マラソンの記録が伸び続けている。2時間切りが秒読みに入った男子に続き、女子でも記録が出た。 10月13日に行われたシカゴで、ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒で女子初のサブテンを達成。男子のサブテンは19...
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このままではマラソンのメダルは到底ムリ…来年の世界陸上東京大会は「史上最難関コース」に変えるべし
今からでも遅くない。 13日のシカゴマラソンで女子のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒の世界新記録を樹立。女子もついに「サブ10」の時代に入った。 このレースは男性のペースメーカーが先導したとはい...
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夏季五輪からマラソン消滅も…世界陸連コー会長がIOC会長選へ出馬意欲、“大改革”に現実味
パリオリンピックは無事に幕を下ろした。 “近代五輪発想の地”らしく独創的で、多様性の時代を象徴した大会として語り継がれるだろう。マラソンの変化が興味深い。 6位に入った鈴木優花は、夏は花火・冬は大雪の秋田県大仙市出身...
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野口みずきを育てた名伯楽が徹底解説!マラソンは「選手の特性に応じた仕掛け」が勝負を左右する
前回の東京五輪は男女とも入賞止まり(大迫傑6位、一山麻緒8位)。五輪のマラソンで日本勢がメダルを獲得したのは、女子は2004年アテネ大会金の野口みずき、男子は1992年バルセロナ大会銀の森下広一が最後だ。今回のパリ大会では久しぶりの...
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世界で旋風「厚底シューズ」のメリットや弊害、疑問…スポーツバイオメカニクスの専門家に聞いた
国内の陸上競技は2023年度のロードシーズンが3月で終了した。マラソンや箱根大学駅伝などに出場した多くの選手が「厚底シューズ」(厚底)で自己記録を伸ばし、女子マラソンでは前田穂南(天満屋)が大阪国際で2時間18分59秒をマーク。19...
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「順位」から「記録」に方向転換した日本マラソン界の齟齬…東京マラソンのPM問題で浮き彫りに
ランニング誌「ランナーズ」の香港マラソン特集で、市民ランナーの集合写真がめちゃくちゃ明るかった。 男子は3時間、女子は3時間30分を切った地元参加者の賞金が1万香港ドル。約19万円を手にして満開の笑顔だ……。 金目当...
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パリ五輪マラソン勝負のカギは…タフな高低差より「人が死ぬほどの暑さ」対策にあり
「東京五輪は苦しい思いというか環境面でも苦しい部分があったが、パリではこれ以上の苦しみはないと思うので、自分らしくしっかり走りたい」 パリ五輪女子マラソン日本代表に内定した前田穂南(27)が12日、会見で意気込みを語った。 ...
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パリ五輪ラスト切符狙う日本女子をかき乱す海外勢の「賞金ハンター」 10日号砲・名古屋ウィメンズマラソン
1月の大阪国際女子マラソンで前田穂南(27)が2時間18分59秒の日本記録をマークし、パリ五輪代表の3人目に大きく近づいた。この記録を抜いて日本人トップになれば代表に内定する。 前田が野口みずきの2時間19分12秒を破るのに...
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パリ五輪は女子マラソンの花舞台 観光ツアーのようなレースで活躍すれば日本女子の流れは変わる
マラソンのオリンピック代表選考が最終段階に入った。 昨年秋のMGCで男女各2人が決まり、残る各1人を決めるファイナルチャレンジは、3日の東京マラソンで男子がMGC3位の大迫傑に内定、女子1人は今週の名古屋ウィメンズマラソンの...
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パリ五輪ラスト1枠懸けたファイナルチャレンジのバカらしさ…MGC3位選手を蹴落とすかの歪んだ構造
「オリンピックに行きたかった……」 パリ五輪男子代表の最後の切符を懸けた昨3日の東京マラソン。設定記録の2時間5分50秒突破を狙った西山雄介(29)は日本人トップの9位で時計は2時間6分31秒。目標に41秒届かず号泣した。 ...
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平林清澄の将来性を元陸連強化委員長はどう見た? 大学3年で初マラソンの大阪で「2時間6分18秒」圧巻V
「初マラソンでこれだけの走りができれば将来が楽しみです」 こう語るのは、元陸連強化委員長の澤木啓祐氏だ。 【写真】この記事の関連写真を見る(06枚) 25日に行われた大阪マラソンで、今年の箱根駅伝5位の国学院大エ...
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女子マラソン一山麻緒「縁起のいい青梅」で初V、過去には野口みずきがアテネ五輪金メダル
18日に行われた青梅マラソン(東京)。女子30キロはパリ五輪日本代表の一山麻緒(26)が1時間45分21秒で初優勝した。 この大会は1967年にスタート。例年2月の第3日曜に開催され、市民マラソンの草分けとされている。 ...
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青梅マラソンが草分け 元陸連幹部が語る「市民マラソン」誕生秘話
昨18日に行われた青梅マラソン(東京)は1967年にスタートし、例年2月の第3日曜日に開催されている。今年は30キロの部に1万2500人、10キロの部に3500人が参加。原辰徳前巨人監督が30キロの部のスペシャルスターターを務めた。...
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日本列島からマラソンが消える?2月にGWの陽気、大会事務局が「熱中症注意」促す異常事態
関東地方に「春一番」が吹いた15日、前日に続き各地に暖かい南風が流れ込みゴールデンウイーク並みの陽気となった。16日は一旦寒さが戻るというものの、週末は再び気温が上昇。全国で気温20度前後の「季節外れの暑さ」が予想されている。 ...
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マラソン記録にこだわるなら「直線29.2km」日本一の国道走れ! 別府大分毎日は蛇行、強風、高低差
平凡な「記録」に終わった。 先月28日の大阪国際女子マラソンは、2時間18分59秒で優勝した前田穂南が19年振りに野口みずきの日本記録(2時間19分12秒)を更新した。 4日の別府大分毎日マラソンも、男子の記録更新が...
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女性ランナーは「厚底シューズ」に不向き? 専門家が明かす「骨盤」「股関節」「人種」の違い
先月の大阪国際女子マラソンで前田穂南(27)が2時間18分59秒で優勝。19年ぶりに野口みずきの持つ日本記録(2005年ベルリン.2時間19分12秒)を更新した。 一方の男子は“記録ラッシュ”だ。18年の東京で設楽悠太(32...
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女子マラソン前田穂南がパリでメダルを取るための絶対条件 19年ぶり日本新で2度目の五輪ほぼ内定
最後の切符を手中に収めた──そう断言していいだろう。 パリ五輪女子代表選考を兼ねた昨28日の大阪国際女子マラソンで前田穂南(27)が2時間18分59秒の2位でゴール。アテネ五輪金メダリスト野口みずきの2時間19分12秒(20...
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PS新谷仁美が日本新で1位ゴールしたら記録は認められる? パリ五輪切符懸かる大阪国際女子マラソンあす号砲
「それはダメでしょ」 多くの人はそう思っているに違いない。 パリ五輪女子マラソン代表は3枠。すでに2人は決まっており、残る1枠は28日の大阪国際か3月の名古屋で2時間21分41秒の設定記録を突破した最速選手に決まる。こ...
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大阪国際女子マラソン パリ五輪派遣の設定記録を破ってもメダルは夢のまた夢…28日号砲
どんな結末が待っているのか。 パリ五輪女子マラソンの代表は、昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で鈴木優花(24)と一山麻緒(26)が決定。残る1人は、28日の大阪国際か3月の名古屋で、設定記録の2時間21分4...
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東京五輪代表・大迫傑の持論が“暗示”…マラソンが真夏の五輪で廃止される現実味
男子マラソンで東京五輪6位の大迫傑(32)が18日、自身のSNSで3月3日の東京マラソンではなく、4月15日のボストン・マラソンに出場すると明言した。 今年のパリ五輪代表(3人のうち2人)を決める昨年のマラソングランドチャンピ...
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箱根駅伝7回総合優勝なのに…青学大OBからマラソン日本代表ゼロのワケ
注目すべきは「その先」だ。 別府大分毎日マラソン大会実行委員会は10日、第72回大会(2月4日)のエントリー選手を発表。今年の箱根駅伝3区で駒大を逆転し、優勝の原動力になった青学大の太田蒼生(3年)が一般参加で出場する。 ...
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箱根駅伝は青学大の優勝で幕を閉じたが…出場選手に残された「もう一つの大仕事」
「1強」といわれた駒大を青学大が破り、2年ぶり7度目の優勝で幕を閉じた今年の箱根大学駅伝。箱根路を走った選手たちは合宿や本番の疲れを癒やすため、今ごろ温泉につかっている者もいるかもしれないが、一部の有力選手はのんびりしているわけにはい...
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キプチョゲ東京マラソン出場決定 日本勢が改めて痛感する世界トップとの絶望的実力差
改めて現実を知ることになりそうだ。 東京マラソンの主催者は21日、来年3月3日の大会に五輪マラソンで2連覇しているエリウド・キプチョゲ(39・ケニア)と、10月のシカゴマラソンで優勝した女子のシファン・ハッサン(30・オラン...
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日本選手権1万メートル“12月開催”の波紋…元旦「ニューイヤー駅伝」に故障者続出の可能性
パリ五輪へのバックアップがあだになるか。 10日に行われた陸上の日本選手権1万メートル(国立競技場)。来夏のパリ五輪につながる大事なレースの開催月を、通常の6月から気温が低い12月に変更したのは「ワールドランキング」を上げる...
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MGCファイナルチャレンジ対象レースなのに…福岡国際に有力選手が出てこなかったワケ
パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=10月15日)が終わって約1か月半。男女2枠が決まり、残る1枚の切符を争うMGCファイナルチャンレンジが幕を開けた。 男子の対象レースは今回の福岡国際、2月大阪...
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テニス、マラソンの変化についていけない日本メディアの前時代感
テニスの「木下グループジャパンオープン選手権」は米国の新鋭ベン・シェルトンのツアー初優勝で幕を閉じた。全米大学体協(NCAA)からプロ転向して1年目の21歳で、先の全米オープンでいきなり4強、父ブライアンは松岡修造と同世代の選手だっ...
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MGCでパリ五輪代表切符つかんだ一山麻緒を指導 永山忠幸監督「切実な要望」ここが〇と×
苦言は大歓迎だという。 15日に行われたパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。女子の2位で代表切符を手にした一山麻緒(26=資生堂)を指導する永山忠幸監督(63)がレース後の会見で、陸連の瀬古利彦...
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パリ五輪代表に勇気はあるか? 川内優輝が仕掛けた“大逃げ”は日本勢メダル獲り唯一の策
上位2人が2024年パリ五輪代表に決まるマラソングランドチャンピオンシップの男子は、思わぬ展開となった。130回目のフルマラソンとなる川内優輝(36)が号砲と同時に飛び出し、一時は2位集団に40秒以上の大差をつける“大逃げ”を敢行。...
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マラソン世界記録続出 厚底シューズで加速するスピード時代は新たな段階に入った
マラソン界がとんでもないことになっている。 9月24日のベルリンで、エチオピアのティギスト・アセファ(26)が2時間11分53秒、これまでの女子の世界記録を一気に2分11秒更新した。男子でも難しいとされるサブテンが時間の問題...
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ベルリンマラソンVは2時間11分台に 野口みずきの師匠「日本女子は進歩していない」と苦言
マラソン界に衝撃が走った。 24日のベルリンマラソンで女子のT・アセファ(26=エチオピア)が、2時間11分53秒で優勝。従来の世界記録(2時間14分4秒)を2分11秒も更新する驚異的なタイムでゴールした。 このレー...