スパローズ森田 大家さんを激怒させた6畳一間の6人暮らし
相方の彼女はタフでしたね。ある深夜、ふと目が覚めて起きたら、ミニキッチンの前で彼女がパンティー一枚になって、タオルで体を拭いてる。風呂とかシャワーがないから(笑い)。そんな環境でも居続けるんですから。ある意味、まあ、男勝り。そこから最初に逃げ出したのはプレーリードッグでした。押し入れで飼ってたけど、6人もいるのがよほどストレスだったんでしょうね。
■「靴が多い。通夜じゃないんだから」
ここは家賃が月3万5000円。なぜか、ほとんど僕が払ってました。居候にも払わせたらよかったのかもしれないけど、福岡時代から僕の部屋は仲間のたまり場になってましたから、家賃をシェアするって感覚がなかったんですよ。
ここに3年ほどいました。でも、我慢の限界だった大家さんから「契約は“一人暮らし”ですよね」って怒られて追い出されちゃった。もっともな言い分ですよ。「あんたんチはいつも靴が多い。通夜じゃないんだから、いい加減にしてください」と。まあ、3年も黙認してくれてたんですから、大家さんには感謝しなくちゃね。それで引っ越したのが元病院だった建物を改造したオンボロアパートで、こちらは月2万5000円の4畳半。もちろん風呂なし、トイレは共同です。僕とヒロシ、ひできの3人がまたまた大家さんに内緒で住みました。