視聴率首位も視野「3年A組」は数字が評判に追いついた
平均11%以上が見えてきた「3年A組」は、実際の数字が評判に追いついてきた例だが、「視聴率競争から距離を置いてみるのも重要」と亀井氏はこう続ける。
「たとえば内山理名、成海璃子、筧美和子などがデリヘル嬢役でゲスト出演した『フルーツ宅配便』(テレビ東京=金曜深夜0時12分)。視聴率は1~2%台ですが、ネット上では高評価です。ソッチの場面の期待はできませんが、フーゾクの世界を舞台にしたヒューマンドラマとして質は高いと評判です。『トクサツガガガ』(NHK=金曜夜10時)も3~4%台ですが、特撮ファンからの熱い支持だけでなく『子供と一緒に楽しみにしている』という声が多いし、挿入される特撮のクオリティーの高さには感心させられます」
“連ドラ低調”というのは、結果の“視聴率”を基準にした制作サイドの話にすぎないわけで、視聴者はちゃんと見ている。