NHK朝ドラの父親役が好評 北村一輝の大阪弁は破壊力抜群
コッテコテの大阪弁でまくしたてる北村の演技。「これこそ北村さんの真骨頂」と熱く語るのは大阪出身のライター源祥子氏だ。
「06年にTBS系で放送された連ドラ『夜王』ではナンバーワンのホスト、14年のフジテレビ系の連ドラ『昼顔』ではバツイチの画家など、ミステリアスでセクシーな役柄もハマりますが、私としてはやはり大阪弁で話すキャラクターこそ、北村さんの魅力を際立たせると思うんです」
今回の常治をひと目見た瞬間に、04年と05年に関西テレビで放送された関西ローカルのドラマ「横山やすしフルスロットル」で横山役を演じた北村の演技を思い出したという。
「ドラマが始まった直後から、もうどっからどう見ても“やっさん”にしか見えなかったんです。そっくりを通り越し、憑依と言ってもいいほど。やっさん役は北村さんの一番の当たり役じゃないかと密かに思っていました。北村さんは大阪出身ですから、大阪弁が自然なのは当たり前。ですが、いま昭和の香りが漂うコッテコテの大阪弁がこれほど似合う役者さんは他にいないんじゃないでしょうか」(源祥子氏)