NHK朝ドラ「スカーレット」戸田恵梨香“オーバー30”の底力
30日から放送開始のNHK朝ドラ「スカーレット」でヒロインを務める戸田恵梨香(31)。17日には、NHK大阪放送局で、放送中の「なつぞら」ヒロインの広瀬すず(21)との“バトンタッチセレモニー”も行われた。戸田は信楽焼で有名な滋賀県甲賀市信楽を舞台に奮闘する女性陶芸家を演じる。
今作は1961年の朝ドラ1作目から数えて101作目。“若手女優の登竜門”といわれる近年の朝ドラヒロインに、31歳の戸田が挑むことになる。
「朝ドラのヒロインは20代の女優がほとんどで番組スタート時に30歳を越えていた人は珍しいです。朝ドラ史上最年長は『芋たこなんきん』(06年後期)出演時に47歳だった藤山直美。最近では、『まんぷく』(18年後期)の安藤サクラ(当時32歳)が話題になりました。安藤はすでに結婚して子供もいましたが、キャリアは十分で、視聴率的にも成功しました」(テレビ誌ライター)
安藤と同じく戸田もキャリアは申し分ない。アイドル評論家の北川昌弘氏はこう話す。
「非常に安定感があってストイックに役と向き合っている女優という印象です。『ライアーゲーム』にしろ、『コード・ブルー』にしろ、定期的にきっちりとハマる役柄を持っているのはさすがだと思います。特に『大恋愛~僕を忘れる君と』では、ムロツヨシを相手に“若年性アルツハイマーに侵される医師”という難役を演じていましたが、これも印象的でした。最近のドラマでは“恋愛モノ”は難しいとされますが、SNS上でも話題となり、視聴率的にも成功しました」