三浦春馬さん ストイックゆえ隠しきれなかった焦りと葛藤
「春馬さんはこれまでNHK大河に3本出演していますが、いずれも主演ではありませんでした。日本で役者をやっている以上、大河の主演というのは誰にとってもモチベーションであり目標のひとつでしょう。それが自分より年下で、キャリアも少ない吉沢に先を越されたわけですから、悔しいと思うのは当然だと思います」(芝居関係者)
■プライベートでも仲が良かった佐藤健
一方、俳優としてライバル関係にもあった佐藤健は、三浦さんと近い存在でもあった。10年ほど前まで、2人は「たけちゃん」「春馬」と呼び合う仲でプライベートでも旅行に行ったり自宅を行き来したりしていたという。ある番組で佐藤は、三浦さんのことを「後輩というよりは普通に友達です」と話したが、スタッフなど周りが2人のことを気遣うあまり、いつの間にか微妙な雰囲気を醸し出してしまったのかもしれない。
「ここ数年の佐藤の活躍ぶりはめざましい。彼が“数字を取れる俳優”に大成したのに対し、三浦さんは目に見える形では数字が付いてこなかった。残酷ですが、それが芸能界でありテレビ界の宿命です。だからこそ、出演が決まっていたTBS系の『おカネの切れ目が恋のはじまり』に向けて三浦さんの気合と緊張は尋常ではなかったと思います。特に、火曜日22時枠は『逃げ恥』の星野源、『恋つづ』の佐藤健らアミューズの俳優が結果を残している枠でしたから、なおさらでしょう」(テレビ関係者)