三浦春馬さん ストイックゆえ隠しきれなかった焦りと葛藤

公開日: 更新日:

「春馬さんはこれまでNHK大河に3本出演していますが、いずれも主演ではありませんでした。日本で役者をやっている以上、大河の主演というのは誰にとってもモチベーションであり目標のひとつでしょう。それが自分より年下で、キャリアも少ない吉沢に先を越されたわけですから、悔しいと思うのは当然だと思います」(芝居関係者)

■プライベートでも仲が良かった佐藤健

 一方、俳優としてライバル関係にもあった佐藤健は、三浦さんと近い存在でもあった。10年ほど前まで、2人は「たけちゃん」「春馬」と呼び合う仲でプライベートでも旅行に行ったり自宅を行き来したりしていたという。ある番組で佐藤は、三浦さんのことを「後輩というよりは普通に友達です」と話したが、スタッフなど周りが2人のことを気遣うあまり、いつの間にか微妙な雰囲気を醸し出してしまったのかもしれない。

「ここ数年の佐藤の活躍ぶりはめざましい。彼が“数字を取れる俳優”に大成したのに対し、三浦さんは目に見える形では数字が付いてこなかった。残酷ですが、それが芸能界でありテレビ界の宿命です。だからこそ、出演が決まっていたTBS系の『おカネの切れ目が恋のはじまり』に向けて三浦さんの気合と緊張は尋常ではなかったと思います。特に、火曜日22時枠は『逃げ恥』の星野源、『恋つづ』の佐藤健らアミューズの俳優が結果を残している枠でしたから、なおさらでしょう」(テレビ関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇