三浦春馬さん ストイックゆえ隠しきれなかった焦りと葛藤
俳優・三浦春馬さん(享年30)の急逝の波紋は広がるばかりだ。今、芸能マスコミが注目しているのは同じ所属事務所の同年代の役者たちの言動だ。三浦さんの死去後、先輩の桑田佳祐(64)や福山雅治(51)の追悼メッセージが発表されたが、佐藤健(31)、吉沢亮(26)、神木隆之介(27)らは無言を貫いている。佐藤は現在、映画「護られなかった者たちへ」(2020年公開予定、松竹)の撮影中で宮城県仙台市に滞在しているようだが、関係者は「とても対応できる状態にない」と語る。プライベートでも交流の深かった俳優仲間たちの苦悩が伝わってくる。
そんな中、三浦さんが参加していた「小栗旬を囲む会」(小栗会)の仲間たちの声も漏れてきた。三浦さんが酒席で、同じ事務所の俳優たちのめざましい活躍ぶりに危機感を抱いていたという。
昨年7月16日、出演した「めざましテレビ」(フジテレビ系)で佐藤や吉沢の活躍についてどう感じているか聞かれ、「頑張っているなっていうのと、その面に隠れてクソ~っていう……醜い嫉妬心はあります」と笑顔で答えた。その約2カ月後に吉沢が21年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主演に決まったことが発表されたが、察するに、三浦さんは複雑な胸中だったはずだ。