著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

「逃げ恥」が訴えかけたもの 現代社会を生き抜くための知恵

公開日: 更新日:

 ガンバレ人類というサブタイトル。初めて見た時は、仰々しささえ感じたが、ドラマを見終えてその意味が少しだけわかった。

 沼田さん(平匡の元上司=古田新太)の「誰が休んでも仕事は回る。帰ってこられる環境を普段から作っておくこと。それが職場におけるリスク管理」という言葉も印象的だった。コロナ禍という不測の事態の中で、いつ誰がどんな「休み」を強いられることになるかは分からない。

 そんな今だからこそ、「人類みんなで生きている」という想いを前提とした「補い合うこと」が必要なのかもしれない。

 そして何を選んでも、途中で何が起こっても、ちゃんと生きてさえいれば幸せだと言える日が来るし、会いたい人にも会えるし、ハグだって出来る。

 特に筆者が刺さったのは、百合ちゃんが、恋人と別れ、子宮体がんを経て、それでも明るく生きる姿だ。「みんながみんな、型にハマったハッピーエンドになる必要はないのだ」という強い励ましのメッセージにも感じて新年早々励まされた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動