滝沢歌舞伎ZERO大ヒット コロナ禍を逆手に取った演出の妙
2020年12月4日より公開されている『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が、公開3週間で観客動員50万人、興行収入15億円を突破した(12月24日時点)。監督は、ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(38)。主演を務めるのは、昨年1月にデビューし、1stシングル、2ndシングルともに、ミリオン突破で話題となったSnow Manである。10月、11月に、新橋演舞場、南座、御園座で特別上映され、全62回の鑑賞チケットは即日全館全回満席の完売となっていた。
「滝沢歌舞伎」はその名の通り、元は滝沢秀明氏が主演を務めた時代劇LIVEミュージカルで、作・構成・総合演出はジャニー喜多川氏。18年の滝沢氏の芸能界引退に伴い、8年連続でシリーズに出演してきたSnow Manのメンバーがメーンキャストを継いだ。
今作は、新型コロナウイルスの影響のため中止になってしまった舞台を届けるために急遽、映画化が決定。舞台と映像を融合させた「新時代の舞台・映画のエンターテイメント」として、企画から5カ月弱で上映にこぎつけた。
■映像化で腹筋太鼓の動きがより鮮明に