著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

つかこうへい氏のセクハラ、パワハラ全開の芝居の裏にはいつも「愛」があった

公開日: 更新日:

 今年もまた7本の芝居に出る。全部役者だ。今年最初の芝居は、つかこうへい作「初級革命講座─飛龍伝」(2月2~6日、下北沢スズナリ)。

 1960年代から70年代の学生運動の話。熱い芝居だ。

 私がつか芝居と出合ったのは1974年。早稲田大学に入学し、大阪から東京に出てきた1年生の頃。当時は大学構内の6号館というところの最上階に「6号館アトリエ」と呼ばれた、別名「ハト小屋」とも呼ばれる演劇小屋があった。小さい舞台が3つほどあり、普段は稽古場だが、いざとなるとライトがついて本番もできる。なぜかハトの声がうるさいほったて小屋だった。

 ここで見たのがつか氏の「戦争で死ねなかったお父さんのために」。衝撃であった。こんな面白い芝居があるのか、と思った。とにかく笑った。そのレトリックと言葉のセンス。言っておくが漫才ブームでたけしさんたちが新しい笑いを作る6年も前である。あの革新的な笑いの先駆けは確実につか氏の芝居にあった。

 余談ではあるが、「ひょうきん族」や「ビックリハウス」に代表される80年代の笑いの芽は、つかこうへいと筒井康隆と「がきデカ」にあるというのが私の持論である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  2. 2

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  3. 3

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    「日吉湯」は大満足のスーパー銭湯風銭湯 15台分の駐車場も完備

  1. 6

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  2. 7

    NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への“期待と不安”…第1話を見た時代劇研究家が語る

  3. 8

    “脇役中の脇役”仲野太賀に秀吉を補佐する弟・秀長はまさにハマリ役 NHK大河「豊臣兄弟!」スタート

  4. 9

    青学大・原晋監督も警戒! 早大総長の「2億円の置き土産」は来年開花するか

  5. 10

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積