松本潤「どうする家康」に再評価の声…歴代大河ワースト2位でもNHK思惑通りでホッ?
■“実験的な大河”の狙い通り?
ネット上には《歴史に疎い私にとっては松潤の家康は面白くて飽きずに見ていられる》なんて“擁護派”も。松潤の演技についても《終盤はだいぶ盛り返してきた》《板についてきた》なんてエールが少なからずある。
「旧ジャニーズ事務所の問題という逆風はありましたが、新たに若い視聴者を取り込もうという実験的な大河と考えれば、NHKの狙いは当たった、そこそこ成功したとも言えそうです。大河で日本史を学んできたなんてオールドファンからすれば許せないのかもしれませんが、あくまで家康の名を借りたフィクションの人間ドラマとして見れば、脇役陣の演技も素晴らしいですし、古沢良太さんの“らしい脚本”も泣いて笑える。つまらないドラマとは思えませんけどね」(前出の民放キー局プロデューサー)
そもそも古沢良太氏脚本の連ドラ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ=2018年)も最初は数字的にそれほどパッとせず、その後のスペシャルドラマや映画化されてから“再評価”されたものだ。それに悪評でも評価される、スルーされないドラマは、今どきそんなに多くない。