バイアグラ飲まされ…名脇役・笹野高史が女性に襲われる!?
名バイプレーヤーとして知られる笹野高史が、週末公開の最新作で20代の美女に“襲われる”孤独な老人を演じている。「グレイトフルデッド」(11月1日から、新宿ミラノ座ほか全国順次公開)がそれ。
幼少のころ一家が離散し孤独に育った女・ナミ(瀧内公美)の趣味は孤独ウオッチング。街中で孤独を抱える人を観察しては優越感に浸っていた。
ある日、ナミは家族と疎遠になり孤独に打ちのめされている老人・塩見三十郎(笹野高史)を見つける。その後、塩見は信仰に出あい生きる希望を取り戻すが、幸せそうな表情を見たナミは怒り爆発。なんと、塩見を監禁してバイアグラを飲ませ、馬乗りになってしまう――。
今回、笹野は瀧内とダブル主演で、悲しみを抱えた老人を好演している。
超高齢化社会で孤独死や無縁社会が話題になる中、そんな重たさを吹っ飛ばすような破壊力満点のブラックコメディー。日刊ゲンダイ的には笹野の男の濡れ場にチョイ期待だ。