元KARAク・ハラ自殺未遂騒動と韓国芸能界“性接待”蔓延の闇

公開日: 更新日:

韓国の芸能界は、とにかく競争が激しく、プレッシャーに押しつぶされそうになってしまうようです。また、ネットでの怪情報の拡散は、日本に比べて激しく、そのタレントに関するプライベート、恋愛、闇社会とのつながり、薬物疑惑などがまことしやかに書き込まれて拡散します。国民性なのか、それを苦慮する人も多く、うつ病を発症してしまうケースも多いようです」

 さらに今回のハラの場合は、リベンジポルノによる脅迫だが、韓国芸能界には、常に性に関するダーティーな話題が付きまとう。その典型が、「枕営業」や「性接待」の類いだ。

「少女時代」やハラが在籍した「KARA」が牽引した“K―POPブーム”華やかなりし頃も、その手の話題はたびたび取り沙汰された。

「確かに、アイドル志望の女の子たちに“デビューさせてやるから”“仕事をあげるから”と事務所のスタッフに『性接待』を強要させられるという話はアチコチにあります。韓国語では、枕営業や性接待のことは『性上納(ソンサンナプ)』とも呼びます。女優のチャン・ジャヨンが09年に性上納を苦に自殺したとされたことを受け、韓国の国家人権委員会が10年に女性芸能人約300人を対象に調査した性接待に関する報告があります。それによれば、60.2%が放送関係者や有力者に性接待の提案を受けた経験があり、それを拒否した約半分(48.4%)が、キャスティングなどで不利益を受けたと報告されています」(前出の高月靖氏)

 韓国芸能界に蔓延する「性接待」の闇。ハラのリベンジポルノ騒動も、そうした乱れきった業界の体質と無関係ではないだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???