気づいた時には皮膚障害に…冬の「低温やけど」は侮れない

公開日: 更新日:

 やけどの症状は、Ⅰ度~Ⅲ度の3段階に分類されている。Ⅰ度は患部が赤くなり、ヒリヒリとした痛みがある程度だが、浅達性Ⅱ度になると、水ぶくれができたり、焼けたような強い痛みが起こる。Ⅲ度まで進むと皮下組織が壊死してしまい、治療に数カ月かかったり、場合によっては自家皮膚移植手術が必要になるケースもある。もちろん、やけどの痕は残ってしまう。

■皮下組織が懐死

「低温やけどは、最初のうちは症状が軽く、患部がヒリヒリする程度ということが多いので、そのまま放置されやすい。しかし、見た目以上に重症で皮膚の奥深くが障害されていることも多く、しばらくして水ぶくれなどの症状が表れ、最悪の場合、皮下組織が壊死してしまう。受傷直後は見た目が軽症でも、決して侮ってはいけません」

 低温やけどは、感覚が鈍い脚部で起こることが多く、範囲も500円玉大と広くない場合がほとんどだという。しかし、酔ってトイレに行って保温便座に座ったまま眠ってしまい、起きたときは低温やけどで、太ももの裏から尻にかけて便座の形に潰瘍ができていた患者もいる。また、ノートパソコン、携帯電話、岩盤浴などが原因になることもあるそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ