医師が要注意と解説 汗をかかず熱中症になるのはこんな人

公開日: 更新日:

「汗をかけないと、体温が下がりません。バーベキューの放射熱も重なると、体温が上がりっ放しになる恐れがあるのです」(桑島氏)

 汗をかけないタイプには特徴がある。まずは、女性や高齢者で、女性の場合、近くでもバッチリメークで外出するようなタイプは見た目を特に気にするクチで発汗を毛嫌いする。運動も嫌いで、汗をかけない体質の人が珍しくない。高齢者は、トイレが近くなることを嫌がって、水分摂取をためらう傾向がある。加齢による自律神経の反応の鈍さも重なって、暑いという感覚も弱まり、気温の上昇とは裏腹に汗をかかない、かけない人が目立つという。

「アルコールには脱水作用がありますから、水分摂取にはなりません。働き盛りの男性が熱中症になるのは、概して酒好きで、翌朝、水分補給が不十分なまま、炎天下の外回りに出たりするケースです。すでに脱水状態ですから、汗をあまりかかず、熱中症になります」(桑島氏)

 かくして、汗をかいていない人ほど要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ