汗かかず夜中トイレは要注意 「夜間熱中症」はこう防ぐ

公開日: 更新日:

「日中は強い日差しを避けてクーラーの効いた部屋で過ごす。だから熱中症は心配ない」――。そう思っている人は考えを改めた方がいい。年間5万人以上が救急搬送される熱中症は、3割超は屋内で発症する。しかも、亡くなる人の多くは夜、寝ている間に発症するという。気温が下がるはずの深夜から明け方にかけて起きる夜間熱中症。防ぐにはどうしたらいいのか? サラリーマンの病気に詳しい弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長に聞いた。

「夜間熱中症になりやすい人は、汗をかかない高齢者や逆に汗を出し過ぎる乳幼児、普段からエネルギー消費が大きい肥満の人、下痢や嘔吐をして水分が抜けている人です」

 いずれも体温調節が得意でない人たちだが、普段から汗をあまりかかず、夜中におしっこに行く人も夜間熱中症のリスクが高くなるという。

「汗は、蒸発するときに体の表面の熱を奪い、体温を下げる働きがあります。汗の量が少なく夜中におしっこに行く人は、体内の余分な水分(汗)を使って体温を十分下げることができない人です。その分、熱中症になってしまう可能性があるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース