もう真夏…熱中症で死なないために知っておくべき病気と薬

公開日: 更新日:

 毎年、梅雨明け直後から熱中症が急増するが、今年は特に警戒が必要だ。関東などでは異例な早さで梅雨明けし、2週間は必要とされる暑熱順化のための期間なしに、真夏へ突入したからだ。熱中症は乳幼児や高齢者が犠牲になりやすいといわれる。しかし、それ以外の人でも病気や薬で熱中症にかかりやすくなることは知っておいた方がいい。熱中症は体温の急上昇が多臓器不全を招き、死ぬこともある恐ろしい病気。油断は禁物だ。

■利尿剤を飲んでいる人も要注意

「人は皮膚表面で体熱を含んだ汗をかき、それが蒸発するときの気化熱で皮膚下の血液を冷やす。それが体内に循環することで体温を調節します。病気で熱中症になりやすいのは、汗が出ないか、その量が極端に少なくなる病気がある人。本人にその意識があればいいが、なければ危険です」

 こう言うのは「北品川藤クリニック」(東京・北品川)の石原藤樹院長だ。

 汗の量が著しく減る病気といえばシェーグレン症候群や全身性強皮症、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気が有名だ。汗腺が萎縮して汗が出にくくなる。治療で使われるステロイド外用薬は汗腺などの働きを抑制する作用がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ