【鼻】耳鼻咽喉科医が伝授 正しい鼻のかみ方4つのポイント

公開日: 更新日:

 鼻汁や鼻クソが残っているとティッシュを丸めて鼻穴をグリグリとこする人がいるが、これも、できればやらない方がいい。耳鼻咽喉科・日本橋大河原クリニック(東京都中央区)の大河原大次院長が言う。

「鼻の粘膜は非常に繊細で軟らかいので、丸めたティッシュでこすると粘膜がボロボロになる。まるでビロードのような部分をヤスリでこすっているようなものです。傷ついた粘膜から細菌感染して『鼻前庭炎』を起こす人がよくいます」

 鼻前庭炎とは、鼻穴の開口部のすぐ内側に炎症が起こり、赤くただれて痛み、膿のような黄色い鼻クソが出たりする。鼻穴付近の皮脂腺や毛穴に細菌が感染し、おできができた状態は「鼻せつ」と呼ばれる。鼻が腫れて痛みも強い。いずれにしても鼻のいじり過ぎは、これらの病気の原因になるので注意しよう。

 過度にエチケットを意識して鼻毛を抜く人も多いが、鼻毛を抜く習慣は鼻せつを起こしやすい。そもそも鼻毛は、吸い込んだホコリや病原体などが体内に侵入するのを防ぐフィルターの役割をしている。


 鼻毛は抜かずに、鼻穴の入り口付近にある鼻毛だけを鼻毛カッターで短くした方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋