【腰】「腰の痛みナビ体操」が効く3タイプの判定とやり方

公開日: 更新日:

 腰痛を予防するには、とにかく「同じ姿勢で長時間いないこと」が基本になる。腰に負担をかけないためだが、腰のどの部分に無理な力がかかり続けると腰痛の原因になるのか。「お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック」(東京都千代田区)の銅冶英雄院長が言う。

「背骨は椎骨が連なってできています。その椎骨と椎骨の間には、クッションの役割を果たしている『椎間板』という軟骨があります。椎間板の周囲は『線維輪』という線維組織で囲まれて、中心には『髄核』というゼラチン状の物質があります。髄核は腰椎の動きに伴って線維輪の中で移動し、椎間板を変形させておじぎ(前屈)や反らし(後屈)の動きを行っています。悪い姿勢や腰に負担のかかる動作によって椎間板がゆがむと、髄核がずれて線維輪に亀裂が入り、それが腰痛の原因になるのです」

 また、椎間板への栄養は、周囲組織からの組織液の拡散に頼っているため、もともと栄養が届きにくく、一度組織が傷むとなかなか治りにくい。そのため慢性腰痛となって痛みが長引くのだ。

 特に、猫背姿勢のデスクワークや、立ち姿をきれいに見せようとする販売員らの背骨を反らした姿勢は腰に負担がかかりやすい。20~30分に1度くらいは、体を動かして姿勢を変えるようにした方がいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった