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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国人の平均寿命が3年連続で下降…他の先進国に比べてなぜ短い?

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 男女でなぜこれほど差があるのか? 慢性疾患に対し男性の方が弱いという理由だけでは説明できないと、専門家は述べています。

 男女別の死因を見ると、男性はオピオイド系麻薬、メンタル・ヘルス、慢性代謝疾患による死亡率が女性よりも高いことがわかります。この傾向には、男性が助けを必要な状況でもそれを求めることが難しい。つまり男性特有の社会文化的行動規範が影響しているという専門家もいます。

 さらに注目すべきは、寿命を引き下げているのが、黒人男性だということです。

 アフリカ系アメリカ人男性の平均寿命は61.5歳で、全体平均と比べて10歳以上も短くなっています。この差が差別と関係があることは、人種と寿命の研究を待たずとも想像できるでしょう。

 ところで、実はアメリカの男女の寿命の差が6年というのは、日本と全く同じです。しかし日本人の平均寿命は女性87歳、男性81歳。アメリカ人から見ると驚くべき長寿なのは間違いありません。

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