近視の子供が増加…外遊びで太陽光を浴びると進行予防になる
近視は、近くを見ることに適しています。近くのものを見るときに目が楽で疲れないのが、近視なのです。だから、近業作業が増えると、体が適応反応として近視になっていく--。近視が増える一方なのはそういう環境に合わせようとする体のメカニズムもあるのです。
近視の多くは学童期に発症します。とくに進行が著しいのは小学校4~5年生の頃で、成人して24、25歳になると進行が止まることが多い。また、近視は遺伝が重要な要因でもあります。しかし、それだけでなく先ほどお話ししたような環境要因も大きいと考えられています。
近視を正視に戻すのは困難ですが、治療方法がないということではありません。次回は「子供の近視の治療」についてお話ししたいと思います。