シミを消したい! 治療を受けるなら押さえておきたいポイント

公開日: 更新日:

 シミができやすくなる季節。肌のシミを薄くしたいなら、シミの種類をしっかりチェックすべきだ。順天堂大学医学部皮膚科学講座非常勤講師の木村有太子医師に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

「シミ治療は正しい診断から始まります。シミの種類を見極めることが非常に重要」

 木村医師は、こう強調する。というのも、シミにはさまざまな種類があり、種類が異なれば、治療法が異なるからだ。

「紫外線を長年浴び続けてできるシミが『日光黒子』です。年をとるごとに濃くなっていくので『老人性色素斑』とも呼ばれ、シミの中では最も多い。この日光黒子ではレーザー治療が効きます。一方、『雀卵斑(そばかす)もレーザー治療が効きますが、顔全般に広がっているので、痛みが少なくダウンタイムが短い光治療(IPL)が向いています」

 よくあるシミとして「肝斑」もある。紫外線や女性ホルモンの影響で表皮内のメラノサイトが活性化されてできる。

「肝斑ではレーザーを照射すると増悪して色が濃くなってしまうことがあります。肝斑には、トラネキサム酸の内服と、ハイドロキノンをはじめとする美白剤の併用を第一選択として行います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択