シミを消したい! 治療を受けるなら押さえておきたいポイント

公開日: 更新日:

 トラネキサム酸は、肝斑の形成に関係するアラキドン酸、プロスタグランジン、ロイコトリエンといった生体内情報伝達物質の産生を抑制する働きがある。それによってメラニン合成が減少し、肝斑が改善される。

「肝斑では、トラネキサム酸と美白剤の併用を8週間を一つの目安として使ってもらいます。効果がイマイチであれば、ケミカルピーリングやトレチノイン併用療法で表皮のターンオーバーを亢進させてメラニンの排出を促します。一方、肝斑との鑑別が困難なシミとして、『後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)』があります」

 見た目はそっくりだが、肝斑は皮膚の浅い部分に原因があるのに対し、ADMは、皮膚の深いところに原因がある。

「そのためADMでは強めのレーザー治療を複数回行う必要があります。とにかくADMはレーザー治療一択。肝斑で用いる美白剤は皮膚の深部まで届かず、全く効果が見られません。逆に肝斑をADMと間違えて強いレーザー治療を行うと、肝斑が増悪しかねない」

■シミの種類と場所によって治療法を変える

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も