シミを消したい! 治療を受けるなら押さえておきたいポイント

公開日: 更新日:

 シミの種類を探るには、シミができた時期、場所、色調、形態、色が濃くなる時はあるか、家族歴、日光によくあたる趣味があるか、服用している薬など、患者が語るエピソードが大きなヒントとなる。鑑別がつきにくければ、画像診断機を用いることもある。

「顔にできたシミの種類が全て同じであるとは限りません。その場合、例えば『頬の下のところにある大きいシミは日光黒子だからレーザー治療。上頬の両側にできたシミは肝斑だから内服薬と美白剤』と場所によって治療法を変えます」

 また、肝斑かADMか、画像診断機を使っても鑑別がつかないケースでは、まずは肝斑の治療をし、様子を見てADMが疑われるようならレーザー治療を検討することも。

「シミ治療には、紫外線が多い時期を外してやった方がいいものもあります。その時期に応じた治療を行うことも必要」

 いずれにしろ、医師の腕が問われる。近年、シミ治療で問題となっていることの一つは、皮膚がんの見逃し。経験の浅い医師が十分な診断なしにシミ治療を行い、なかなか良くならず、挙げ句の果てには大学病院で「シミではなく皮膚がんだった」と判明するケースだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が