あなたの「日焼け止め」の選び方・使い方は間違っている…皮膚の老化、がん、老人性イボの原因に
美容意識が強い女性でも、日焼け止めの選び方・使い方を間違っている人がかなりいる。男性ならなおさらだ。メディカルプラザ江戸川(東京・江戸川区)皮膚科の松本千夏医師に聞いた。
「美容の基本は、365日、日焼け止めを塗ること。どんなに高級な化粧品を使っていても、基本を怠るとかなりのダメージが皮膚に蓄積され、シワ、シミ、皮膚のたるみの原因になります」
日焼け止めは、皮膚がん対策にもなるし、老人性イボと呼ばれる脂漏性角化症の対策にもなる。
「脂漏性角化症は中高年で増えるイボで、隆起した褐色のシミのようなものです。紫外線の影響を受けてできるので、若い頃にゴルフなどで無防備に日焼けしていた人に多い。良性で、保険診療で治療ができますが、時間もお金もかかり、また完全に消えず、悩んでいる人も少なくないのです」
絶対に押さえたいのが、下記の項目だ。
【屋内・車内でも塗る】
紫外線の波長にはUVAとUVBがある。UVAの方が波長が長く、皮膚の深くに入りこむ。