コロナ禍の最中に列島激震 首都圏や東海に大地震の兆候が
列島が“大揺れ”だ。26日午前、茨城県南部を震源とする地震が発生。県内で震度4、都内でも震度3を観測した。さらに、ここ最近は、長野県中部を震源とする地震が頻発。26日未明には、県内で震度3の地震があった。県中部や岐阜県境近くを震源とする地震は22日からの5日間で50回にも及んだという。
不気味な連続地震だ。何かの前兆なのか。立命館大教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)によると、長野中部は、群発地震が起きやすい場所という。大地震につながる可能性は低いそうだ。より危険なのは、茨城南部の地震だという。
「ここ数日、愛知県西部や三河湾、沖縄付近で小規模地震が起きています。これらは、26日の茨城南部地震と関連している可能性がある。すべてフィリピン海プレートの活動が原因になっていることが考えられるのです。このプレートの活発化は、いわゆる南海トラフ地震や首都直下地震を引き起こす恐れがある。東京湾口で起きれば津波被害が甚大になってしまうでしょう」(高橋学氏)
新型コロナウイルス拡大の中、大規模地震や津波が発生すれば、ひとたまりもない。心配なのは避難所生活だ。体育館などに大勢が集まるのは「3密」そのものだからだ。