著者のコラム一覧
森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<2>外出時に地震が…シーン別「安全確保」はこうする、持参しておきたいグッズは?

公開日: 更新日:

 マイカーで観光地までドライブしているときは、ハザードランプを点灯。減速して道路左側に停車する。橋の上やトンネルを走行中は、橋やトンネルの終点が近ければ減速して終点を通過し、路肩に停車しよう。トンネルの出口が見えなければ左側に停車してキーをつけたまま、最寄りの非常口に向かう。

 震度6弱以上の大地震では、緊急車両の通行確保のため道路交通法や災害対策基本法に基づいて交通規制が実施される。自分が被災していなくても、注意が必要だ。ラジオやスマホで、道路状況をチェックしたい。

 空港で地震が起きたときも、落下物から頭部を守ること。東日本大震災では茨城空港の天井落下シーンがテレビで繰り返し流された。空港は臨海部に多く、立地によっては津波のリスクもある。

 買い物も観光も本来はリフレッシュが目的。防災や危機管理に神経質になってほしくはない。しかし、ここ数年相次ぐ災害を考えると、リスクを十分想定した上で心おきなく楽しむための準備も必要だろう。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…