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森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<4>職場で首都直下地震に遭ったら…会社で籠城&避難の「4つのステップ」

公開日: 更新日:

 災害時は、停電も発生する。暑さ・寒さの対策も重要だ。

 最近のオフィスビルは立派な空調を備える半面、遮蔽性が高く、換気や通気が悪いケースも。夏なら、室内温度の上昇による熱中症が心配で、USB接続の扇風機や額に貼る冷却シートなどがあると便利だ。

 冬は、寒さで体調を崩さないように、毛布、フリース、エアマットなどのほか、使い捨てカイロも準備しておきたい。

④帰宅はスニーカーで地図は紙を用意する

 発災後3日が経過。自治体の災害応急対策が一段落したら、いよいよ帰宅開始になる。ここで役立つのが、スニーカーなど歩きやすい靴だ。被災直後の足元の悪い地面を歩くには必須。前回も触れたように、デスクの棚などに用意しておこう。

 帰宅は、原則として同じ方向の人がまとまってグループで。長時間に及ぶことを想定し、最小限の飲料水と食料は用意しておこう。

 スマホの充電はムダにできない。帰宅支援を目的とした地図類があると便利だ。コンビニ、ファミレス、公共施設などは「災害時帰宅支援ステーション」として機能するため、最新の情報を入手しながら、安全第一で自宅に急ごう。

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