<4>職場で首都直下地震に遭ったら…会社で籠城&避難の「4つのステップ」
災害時は、停電も発生する。暑さ・寒さの対策も重要だ。
最近のオフィスビルは立派な空調を備える半面、遮蔽性が高く、換気や通気が悪いケースも。夏なら、室内温度の上昇による熱中症が心配で、USB接続の扇風機や額に貼る冷却シートなどがあると便利だ。
冬は、寒さで体調を崩さないように、毛布、フリース、エアマットなどのほか、使い捨てカイロも準備しておきたい。
④帰宅はスニーカーで地図は紙を用意する
発災後3日が経過。自治体の災害応急対策が一段落したら、いよいよ帰宅開始になる。ここで役立つのが、スニーカーなど歩きやすい靴だ。被災直後の足元の悪い地面を歩くには必須。前回も触れたように、デスクの棚などに用意しておこう。
帰宅は、原則として同じ方向の人がまとまってグループで。長時間に及ぶことを想定し、最小限の飲料水と食料は用意しておこう。
スマホの充電はムダにできない。帰宅支援を目的とした地図類があると便利だ。コンビニ、ファミレス、公共施設などは「災害時帰宅支援ステーション」として機能するため、最新の情報を入手しながら、安全第一で自宅に急ごう。