和歌山県北部の地震と関係しているのか…関西・中部で「地震雲」目撃情報が続々と
自治体も「宏観異常現象」情報を募集
地震雲は、大地震の前兆として発生する「宏観異常現象」のひとつとして昔から注目される。
地震研究者からは科学的根拠がないと一蹴されているが、たとえば阪神・淡路大震災が有名だ。「大阪市立大学阪神大震災学術調査団」が住民に前兆証言を募集し、1500件を超える証言を特徴ごとにまとめているが、それによると、最多が「血のように赤い月」「一本線でくっきり境界のある雲が出ていた」といった「空気と大気の異常」(29%)だった。
自治体でも、高知県の危機管理部南海トラフ地震対策課が2011年の東日本大震災を受けて、13年から「宏観異常現象」の情報募集を行っている。県内の過去3カ月以内の"異常"を集めているという。
杞憂に終わればいいが……。