焼き肉の部位「シャトーブリアン」はフランスの政治家の名前が由来
どーも焼肉作家のNIQです。焼き肉の部位には人物名が由来になっているものがあります。
「人物・称号」の代表格はなんと言っても「サーロイン」と「シャトーブリアン」腰の部位で、牛があまり動かすことのない筋肉の集合体です。人間でも四つん這いになると分かりやすいですが、4本足の牛からすれば体を動かしたり、支えたりするだけの部位なので、必然的に柔らかくなります。脂質も非常に良く、肉のきめ細やかさでも群を抜いています。それだけに見た目の美しさもさることながら、お値段もセレブリティな部位になります。
「サーロイン」は、リブロースからモモに続く部位。柔らかくて甘みがあり、きれいな霜降りになるのが特徴です。14世紀頃のフランス語で上の意味を持つSur(シュー)と腰という意味を持つlonge(ロンジュ)からSurlonge(シューロンジュ)と呼ばれるようになり、イギリス圏に入ることで、サーロインと呼ばれるようになったのが語源です。ただ、諸説あり、英国国王キングジェームス1世の宴に登場し、あまりの美味しさにSirの称号を授けられ、サーロインと呼ばれるようになったというロマン溢れる逸話もあります。それでも火のないところに煙は立たないことから、美味しく美しいサーロインに感動したのは間違いないでしょう。ステーキやすき焼きに向いています。