(64)Wi-Fiに代わる新規格「Matter」がスマート家電の“革命”に
家電のIoTで必要なのは、スマートな相互間認証と確実な接続。送受信データは大きい必要はない。そして電気代は安く、最新のセキュリティーで守られること。これらを総合すると、Wi-Fiは家電用として理想的な通信手段とは言えません。
これらの問題をクリアしたのがマターなのです。
例えばWi-Fi接続だと、グーグル、アマゾン、アップル各社の音声アシスタントに個別対応しなければなりません。ですが、マターは個別に対応する必要がない。消費者は今後、家電購入の際にどの音声アシスタントが使われているのか意識せずに済むようになります。
私の知人が、この夏プリンターの買い替えでとても悩みました。孫のために、アマゾンのAlexa(アレクサ)にセットされている数独をプリントアウトしていたのですが、Alexa対応のプリンターが少なくなっていたからです。これがマターの時代になれば、グーグルの音声アシスタントにつながるモデルならば、Alexaでも使えるのです。彼のような悩みはなくなるのです。
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