9月「長月」は「夜長月」が語源…では9月17日の「芋名月」って何のこと?
■お月見(十五夜)
旧暦8月15日の夜は「十五夜」と呼ばれ、この夜の月は「中秋の名月」として一年で最も美しい月といわれています。今年の十五夜は9月17日の夜にあたります。
お月見の風習は、平安時代に中国から日本の宮中に伝わり、江戸時代には一般の人々にも広まりました。
お月見の時期はちょうど秋の収穫期でもあり、月を愛でるとともに、畑で採れた農作物や米粉で作った月見団子を供え、収穫への感謝をささげました。農作物の中でも特に初物の里芋を供えていたことから「芋名月」ともいわれています。
■敬老の日(第3月曜日.16日)
年長者を敬い、長寿を祝う日。もともとは9月15日でしたが、ハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日に変更されました。
■秋分の日(22日)
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。秋分の日を中日として、前後の3日間を合わせた1週間を「秋のお彼岸」と呼びます。この間に、仏壇を清めて季節の花やおはぎを供え、お墓参りに行って先祖の供養をします。
秋のお彼岸の「お萩」と、春のお彼岸の「牡丹餅」は、どちらも同じものですが、季節の花にちなんで呼び名が変わります。