大阪ラブホテル街が「立ちんぼ対策」に路上を黄色に塗っちゃった…その狙いと効果
府警は昨年2月、「売春目的の客待ちは違法」と書かれたポスターをラブホ街に掲示。路上に座り込んで客待ちをする女や、客の姿を描いた「ピクトグラム」(図記号)を設置したが、効果は限定的だった。
「ピクトグラムの前で平気で客待ちをしていたり、図記号と立ちんぼが『まるでそこにある景色』のように一体化していた。警察官が『あなた、コレ』といってピクトグラムを指さしながら、職務質問していたほどです。今回、路上に貼ったアート作品は、水の流れや魚のデザインが同じ方向を向いています。人々の行動を誘導し、より良い選択をさせる心理学的なアプローチ『ナッジ効果』を狙っています。雰囲気を一新させるため、あえて『違法』と書かれたピクトグラムも取り外しました。排除するのではなく、街を変えるのが目的です」(前出の北川課長)
忘年会シーズンを終えた昨年末時点で、曽根崎署管内で確認された立ちんぼはゼロ。このまま「イエロー効果」を継続できるか。