囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々
まさか本気で狙っているのか。ほんの半年前、内閣支持率が低迷し、退陣に追い込まれた岸田文雄前首相の「再登板説」が取り沙汰されている。読売新聞も6日、「岸田前首相 動き活発化」「再登板へ布石 見方も」と大きく報じている。
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読売新聞が「動き活発化」と報じたように、岸田前首相が精力的に動いているのは間違いない。
ゴールデンウイーク中は、石破首相の特使としてインドネシアとマレーシアを訪問。しかも、木原誠二・党選対委員長や、旧安倍派の幹部だった萩生田光一・元政調会長といった“実力者”を引き連れて外遊している。
先月末には、「資産運用立国」の実現を目指す議連の会長として、高齢者向け新NISA「プラチナNISA」の導入を求めて石破首相と面会し、提言書を渡している。
党内の地盤固めも活発。旧岸田派のメンバーと定期的に会合を開き、3月には岸田政権時代「三頭政治」と称された麻生太郎元首相、茂木敏充前幹事長と会食している。