「投手兼営業」の名刺“ナックル姫”吉田えりは今どうしてる?

公開日: 更新日:

 自宅地階には古畳を敷いた6畳ほどの練習部屋があり、そこにネットを張って投げ込んでいるとか。

「2つ上の兄も野球をやっていたんで、お父さんが練習用にと、作ってくれました。誰にも気兼ねすることなく、練習に打ち込めるのがうれしいです。ただ、投げ過ぎないように、1日200球までと球数制限してます。肩やヒジを痛めやすい方ですから」

 独立リーグは給料が払われるのはシーズン中のみ。オフはアルバイトに明け暮れる選手も多い。

「ワタシも同じです。練習の合間を縫ってイベントや講演をこなしてます」

■夢はマドンナジャパンで世界一

 さて、吉田さんが“ナックル姫”と注目されたのは川崎北高2年の時。関西独立リーグの合同トライアウトに合格。ドラフト会議で神戸9クルーズに7巡目指名された。つまり、男性とプレーする日本初の女子プロ野球選手になったのだ。

 10年、高校を卒業するとアメリカの独立リーグのチコ・アウトローズ(カリフォルニア州)に入団。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…