「投手兼営業」の名刺“ナックル姫”吉田えりは今どうしてる?

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 左右にぶれたり、不規則に変化したり。“魔球”ナックルを駆使し、男性打者を手玉に取る女子プロ野球投手がいた。吉田えりさん(23)だ。本場アメリカの独立リーグでもプレーした“ナックル姫”、今どうしているのか。

 会ったのは東京・六本木のオフィスビル内の会議室。いきなりビックリ仰天、名刺を渡された。そこには「株式会社石川ミリオンスターズ 投手兼営業」とある。

「このビルにあるエイベックス・スポーツ株式会社に野球以外のマネジメントをお願いしてましてね。きょうは打ち合わせに来ました。営業? 監督やGMと一緒に挨拶回りしたり、野球教室やイベントに参加するくらい。もちろん、自分でチケットを売ってるわけじゃないですよ」

 吉田さんは一昨年8月からプロ野球の独立リーグ「BCリーグ」の石川ミリオンスターズ(本拠地・金沢)に所属。昨季は11試合の登板で、0勝3敗、防御率13・29と厳しい結果だった。

「勝ち星を挙げたかったんですが、ホント、悔しいですね。今は練習あるのみだと思い、去年は年末ギリギリまでミリオンスターズのスポンサーさんが経営してるスポーツジムでトレーニングし、川崎の実家に帰ってからも練習納めの大晦日も投げ込み、元日から休まずに練習してます。オフって状態はまるでありませんね」

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