崖っぷちなでしこ佐々木監督が密かに確保する次の“就職先”
■年収5000万円
もっとも、佐々木則夫監督(57)は、たとえリオ五輪出場を逃したとしても、次の職場をちゃっかりと準備している。
「佐々木監督の契約は今夏のリオ五輪本大会終了時までだが、最終予選で敗退した時点で契約が前倒しで満了する。それから仕事がなくなって無収入になるわけではなく、身の振り方も決まっているので佐々木監督に後顧の憂いはない」と、サッカー記者がこう続ける。
「かつてプレーしていたJ大宮(NTT関東=当時)のフロント幹部になることが内定しているのです。監督、コーチ、選手などチーム強化の面でも大きな権限を持ち、将来の運営会社社長含みの人事と話す人もいる。現大宮の渋谷洋樹監督(49)は95~97年にNTT関東サッカー部でプレー。その時の指揮官は佐々木監督です。2人は当時からウマが合い、佐々木監督のフロント入りは、渋谷監督も大歓迎です」
稼ぎも悪くない。大宮からのサラリー以外の副収入もデカイからだ。
「W杯優勝1回、準優勝1回、五輪銀メダル1回の県民栄誉賞監督ですからね。名前は全国津々浦々に知れ渡り、1回当たりの講演会は、優勝した11年ドイツW杯後の『最低でも100万円』には及ばないとしても、それでも50万円は堅い。ここ昨年来、母娘を対象にしたサッカー教室も人気を集めており、トータルで年間5000万円くらいの収入が見込めるでしょう」(マスコミ関係者)
韓国戦直後、険しい表情で「勝負に行った。しかし、なかなか勝たせてくれない。とにかく最後までなでしこのサッカーをやる」と悲壮感を漂わさせた佐々木監督。
退任した後の生活設計は順調なのだが……。