空席1万人で協会謝罪 ラグビー界は“なでしこ”の二の舞い
イングランドW杯で歴史的な3勝を挙げ、空前のブームに沸いているラグビー。国内のトップリーグにも注目が集まっていたが13日に行われたパナソニック―サントリーの開幕戦は、チケットが完売しながら満員にならなかった。
秩父宮の収容人数約2万人に対し、入場者は1万792人。日本協会の小西宏事務局長は「チケット販売枚数の見込み違い。深く反省している。ファンにお詫びしたい」と謝罪した。
日本協会によると、一般発売分の約5000枚は完売。両チームの買い取り分など約1万4000枚分のうち、半分以上が入場しなかったとみられる。
パナソニックの日本代表SH田中史朗は「正直、満員でなくて寂しかった。ラグビーとしては負けの試合。日本協会はしっかりしてほしい」と、いらだちを募らせた。
取材対応の不手際も多い。
「ある選手にインタビュー取材のお願いをしたが、所属チームからはなしのつぶて。散々待たされた揚げ句、『ラグビー協会を通してください』ときた。それなら最初からそう言ってくれと言ったら、『だったら取材をしてくれなくて結構』という態度でしたからね」(テレビ局関係者)