メダル量産狙う競泳陣 リオ前に“選手争奪戦”勃発の恐れ

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 先の日本選手権で34人の代表が決まったリオ五輪の競泳ジャパン。複数のメダル獲得を期待される競泳陣は今後、国内外での合宿を経て本番に臨む。

 5月までに計3回、行われる国内合宿では平井伯昌監督ら日本代表首脳陣の意向で、所属先の垣根を越えた指導で選手個々のレベルアップに努める方針。男子400メートル個人メドレーでの金メダル争いが有力視される同じ21歳の瀬戸大也(早大)、萩野公介(東洋大)が合同練習を行うなど、それぞれの担当コーチが他クラブの選手を指導することになった。

 13日、都内で取材に応じた平井監督によれば、他のコーチから指導を受けることで弱点の克服などにつなげるのはもちろん、「選手は選手、コーチはコーチと固まらずにチーム一丸を目指すため」だという。

 これまでは、代表コーチであっても所属先の指導者への遠慮もあって自分の教え子以外は指導しづらかった。今回は所属や種目の壁を取り払い、チーム一体となった強化を図る。画期的なことではあるが、一方で「代表合宿では各コーチによる選手の争奪戦が勃発しそう」という声も聞こえてくる。

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