メダル量産狙う競泳陣 リオ前に“選手争奪戦”勃発の恐れ
コーチにすれば、他クラブの有力選手を囲い込み、国際大会で結果を残せば、指導者として箔が付く。それで、所属チームに有力選手が集まるようになれば、食い扶持には困らない。
五輪や世界選手権のメダル取りを目指す選手にしても、より優秀で自分とウマが合うコーチの指導を受けたいと考えるのは当然のことだ。実際、他のコーチの指導を希望する代表選手は少なくないそうだ。
今回は100メートルバタフライの池江璃花子(15=淑徳巣鴨高)、200メートル個人メドレーの今井月(15=豊川高)ら20年東京五輪でもメダル取りが有力視される多数の若手が代表入りした。個人競技の競泳では五輪後に選手が指導者を変更するのは珍しいことではない。
日本中の注目が集まる東京五輪に向けて、指導者やクラブによる選手の引き抜きが行われそうだ。