ジャージー販売で年俸回収 五郎丸は豪レッズに居場所なし
南半球最高峰といわれるスーパーラグビー(SR)のクイーンズランド・レッズが19日にサンウルブズ戦(21日)のスタメンを発表し、日本代表FBの五郎丸歩(30)が先発に名を連ねた。昨年のイングランドW杯日本代表メンバーとの対戦が注目されるが、今回を最後に再び、控えに格下げされる可能性もある。
レッズはここまで2勝8敗1分けと大きく負け越し。上位8チームによるファイナルシリーズ進出は絶望的とはいえ、首脳陣の思惑からシーズン終了までベストの布陣で臨むという。
レッズは成績不振を理由に開幕からわずか2戦で解任された前任者に代わって現在はマット・オコナー、ニック・スタイルズの2人が共同でヘッドコーチ(HC)を務めている。残りのシーズンの戦い方、内容次第では揃って首筋が寒くなりかねない。ここにきて股関節を痛めて戦列を離れていた正FBカーマイケル・ハントが復帰。2人の共同HCが、攻守とも五郎丸を上回るパフォーマンスを見せる豪州人FBに残りシーズンを託そうと考えるのは自然だ。
グラウンド内はもちろん、グラウンドの外でも、五朗丸をあえて起用する理由はない。