やはり英語に難…豪レッズ五郎丸は先発どころか“戦力外”
今季から南半球最高峰リーグの「スーパーラグビー」(SR)に参戦している豪州・レッズの五郎丸歩(30=ヤマハ発動機)が、ついに登録メンバーからも外れた。
日本時間5日、オコナー共同監督代行がブリスベンで取材に応じ、「もう少しバランスが必要だと思った。彼はチーム第一だということを理解している」と話し、6日のクルセーダーズ戦の登録選手23人から外したことを明らかにしたのだ。
昨年のW杯での快進撃で一躍、日本ラグビーの「顔」となった五郎丸だが、スーパーラグビーのレッズではここまで9戦を終え、先発出場したのは第2戦のフォース戦のみ。以降は控えスタートが続き、前節のチーターズ戦では出場機会すら与えられなかった。
技術的、肉体的な課題に加え、チーム内では英語力も問題視されているという。フルバック(FB)の名称の通り、最後尾に位置してバックスを統率する五郎丸のポジションは、選手の位置取りや陣形の指示もしなければならない。英語力に不安のある五郎丸は肝心のコミュニケーション能力に問題あり、と判断されているというのだ。
これは致命傷。日本では、テレビをつければ五郎丸の爽やかな笑顔がCMを通してやたらと目に入ってくるが、本業での存在感は徐々に薄れつつある。