日本野球界で活躍も…キューバの“スパイ大作戦”に要注意
2日、来春開催のWBCの組み合わせが発表され、日本は1次ラウンドでキューバ、豪州、中国と同組となった。侍ジャパンの小久保裕紀監督(44)はイチローやダルビッシュらメジャー選手の招集について、「参加してもらうために最善を尽くしたい」と話したが、代表周辺では早くも、「キューバと同組になったことがどう影響するか」と、不安の声が出始めている。
「一昔前に『赤い稲妻』と呼ばれて世界最強を誇ったほどの力はないとはいえ、次回大会は様相が変わってくるはず。2014年からキューバ選手の日本でのプレーが解禁され、今年はデスパイネ(ロッテ)、ガルシア(巨人)らが在籍。指導者としても、リナレスが中日の巡回コーチに就任した。日本プロ野球で貴重な戦力になっている一方で、日本選手に対する現地調査特権を与えたようなものですから」
キューバは以前、スター選手だったキンデラン、パチェコが社会人シダックスでプレー。06年WBC決勝で日本に敗れて準優勝に終わり、日本から指導者を招いて指導者講習会を行った。世界クラスの打者を多く輩出する一方、投手力に課題があるキューバは、日本人投手特有の制球力をはじめとした緻密さを学ぼうという意図があった。