婚約者は料理人 松本薫の食事管理は父からバトンタッチ
26日、リオ五輪柔道女子57キロ級銅メダリストの松本薫(29)が結婚することが分かった。早ければ11月にも入籍するという。
9月に出演したバラエティー番組では彼氏の存在を公に。「大学時代から8年間付き合っています」と明かした。結婚相手は松本と同じ帝京大学柔道部に所属していた一般男性。現在は料理人をしている。
料理といえば、極度の偏食だった松本の乱れた食生活を改善させたのは父親の賢二さんだった。元調理師で中華料理店を営んだ後、ラーメンの開発に携わり、現在は民間企業の社員食堂に勤務している。
松本は白米嫌いで食べるのはお菓子ばかりだったという。故郷の金沢を離れて生活する娘を心配した父親は、大学3年のころから毎月1~2回、段ボールいっぱいの野菜や果物とともに手書きの体質改善メニューを“仕送り”。バランスのいい食生活に変え、ケガのしにくい体づくりに成功した。学生時代は父の仕事だった食事管理は、夫へとバトンタッチ。これからは、夫が松本の体を支えることになる。
松本はリオ五輪前の今年5月、リオを最後に引退することを宣言。しかし、五輪後の今月、「東京五輪は特別なものなので出場したい」と一転、現役続行を表明した。金メダルを期待されながら銅に終わったリオ。松本家のモットー「一番以外はビリと同じ」という言葉に倣い、引退を撤回したに違いない。
4年後は32歳。若手の突き上げと体力の衰えが課題となるが、夫が4年間「専属料理人」となってサポートすれば、リベンジの金メダルも夢じゃない。