福井工大福井監督に聞く 部員150人の面倒見切れますか?

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――高校野球の監督にとって部員の進路の世話は重要です。これだけ部員が多いと負担も大きいのでは?

「まあ、そこをきちんとやらないと生徒は来てくれませんからね。ちゃんと面倒は見ていますよ。昨年は卒業生約50人中、29人が大学に進学、今も野球を続けています。僕もコーチもいろいろな大学を知っているので、お願いさせてもらっています」

――進路の世話が大変なので、部員数を絞る強豪校が増えています。

「来る者を受け入れるのは、ウチの学校の方針ですから。それに(人口の少ない)福井県ですからね。入ってくる子を拒んではいけません。やりたいというのならば、好きなようにやらせるべきです」

――ベンチ入り18人中、県内出身は5人です。福井出身者だけでライバル校に勝つのは難しいのですか?

「福井県は野球が盛んな土地。ソフトボールや軟式野球のチームもたくさんあります。でも、そんなに人口が多くないですからね……。全国で戦うとなると(福井県出身者だけでは)厳しい。もっとも、県外といっても今は近隣県が中心ですよ」

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